色覚外来
先天色覚異常のかたを対象に色覚検査と相談を行っております。
(色覚補助眼鏡についてはおすすめしておらず、処方も行っていません。)
軽度のかたは、日常生活ではほとんど支障なく過ごせますが、条件の悪いとき(色の面積が小さい、照明が暗い、明度差が少ない、疲れているとき、急いでいるときなど)に、色誤認をする可能性があることを心にとどめておきましょう。
強度のかたは、色だけで見分けず色以外の情報(明るさ・形・大きさ・感触など)に注目しましょう。
1型のかたは、赤を暗く感じやすいので注意しましょう。
(東京女子医科大学中村かおる先生の資料を改変)
※程度や型などによって個人差があります。
※実際の色とホームページ上の色は異なる場合があります。
一般的な色覚検査(要予約)
院長が視力などの一般検査を行い、色覚異常を引き起こす病気がないかなどを確認し、
その後、石原式色覚検査、標準色覚検査、パネルD15を行います。
くわしい色覚検査と相談(要予約)
院長と京都市のこどもみらい館色覚相談担当の新井真理先生が担当いたします。検査を行った後、色覚についての説明、日常生活・進学・就職についてなどを、ていねいにお話しいたします。
※新井真理先生と院長のふたりで行う場合と、院長のみで行う場合があります。
ただし、検査が多いため年齢的にすべての検査を行うことが無理であった場合や、当日の検査結果で先天色覚異常ではないと判明した場合、他の疾患が見つかった場合などは、状況に応じて検査内容を変更する場合がありますのでご了承ください。
検査内容など
石原色覚検査表
- 色覚異常の検出に使います。
この検査のみで、色覚異常の有無・程度・型を診断することはできません。
標準色覚検査表
- 色覚異常の検出と型判定に使います。
パネルD15検査
- 基準の色から残りの15色を順々に並べていく検査です。色覚異常の程度や型判定に使用します。
色の確認表
- 実生活での色の確認に有用です。
アノマロスコープ検査
- 色覚異常の診断に使います。
(小さなお子さんには無理な場合があります。)
その他
- 色覚についての説明と相談
- 色覚資料の配布
色覚検査は、水曜日(予備日土曜日)
(他の予約検査の状況により変更あり。また、遠方から来院される方はご相談ください。)